Bonjour!カナダ在住のShotaです。
今回は、フランス語で意外と見落とされがちな「冠詞なしの名詞の使い方」や、「不定冠詞 des」の意味と使い分けについてわかりやすく解説します。
どちらも日常会話に欠かせない重要表現なので、基本をここでしっかり身につけましょう!
🔹 「des」ってなに?

des(デ)は、英語の “some” にあたる表現で、複数形の不定冠詞です。
💡 ポイント:
「複数の(いくつかの)○○」という意味で、数えられる名詞の複数形に使います。
例:
- des pommes(デ ポム)= リンゴをいくつか 🍎
- des livres(デ リーヴル)= 本を数冊 📚
- des enfants(デ ザンファン)= 子どもたち 👧👦
英語の “apples” や “books” と同じように、複数名詞には des がつくと考えると分かりやすいです。
🔸 冠詞なしの名詞ってどういうこと?

フランス語では、すべての名詞に冠詞(le, la, un, une, des など)がつくのが基本ですが、例外的に冠詞をつけない場面があります。
主に以下の3パターンです:
- 職業名を述べるとき
- 宗教・国籍を表すとき
- ことわざや習慣的表現の中
📌 冠詞をつけると意味が変わることもあるので注意!
例文:
- Il est professeur.(イル エ プロフェスール)= 彼は教師です(冠詞なし)
- Elle est japonaise.(エル エ ジャポネーズ)= 彼女は日本人です
- Il est catholique.(イル エ カトリック)= 彼はカトリック教徒です
※「C’est un professeur(これは教師です)」のように、名詞に強調を加えるときは冠詞をつけます。
🔹 des の省略が起きる場合

実は、「des」は特定の形容詞が名詞の前に来るとき、de に変わるというルールがあります。
例:
- des livres intéressants(デ リーヴル アンテレサン)= 興味深い本たち
- de bons amis(ドゥ ボン ザミ)= 良い友達たち ✅
💡 形容詞が名詞の前に置かれる場合は「des → de」に変わる!
ただしこれは音の調和を重視したフランス語らしいルールです。
📚 よく使う des 表現

- Je veux des croissants.(ジュ ヴー デ クロワッサン)= クロワッサンをいくつかください
- Nous avons des problèmes.(ヌ ザヴォン デ プロブレム)= 問題があります
- Elle mange des légumes.(エル マンジュ デ レギューム)= 彼女は野菜を食べます
📝 Mini Test|冠詞の有無と des を使い分けよう!
次の空欄に適切な冠詞(des / de / 無冠詞)を入れてください。
- Il est ____ médecin.
- Nous mangeons ____ fruits frais.
- Ce sont ____ enfants adorables.
- Elle est ____ étudiante.
▶ 答えを見る
- (無冠詞)
- de
- des
- (無冠詞)
🔚 おわりに
フランス語の「des」や「冠詞なし」の使い方は、細かいルールが多いですが、例文と一緒に声に出して覚えると、自然に身につきます。
次回は、冠詞のまとめや、文の構造ごとに冠詞が変化する例も紹介していきます!
ぜひ、カフェで croissant を食べながらフランス語を楽しんでくださいね!
À bientôt !